EGS保証とは|輸入中古車に強い保証の仕組みと販売店の導入方法

輸入車を中心に販売している店が中古車保証を探すと、国産車向けの保証では加入できる年式や車種が合わず、選択肢が少ないことに気づきます。EGS保証は、プレミアグループが「中古輸入車の保証をはじめとする自動車の保証」と説明している商品で、販売店と保証を共同で運営する形をとってきました。ただしEGS保証の公式サイトは2026年10月5日時点で表示できず、この記事の条件はインターネットアーカイブに残る2024年11月から2025年2月の公式ページで確認したものです。本文では、その内容を「2025年時点の公式情報」として扱い、断定は避けています。導入を考える販売店が確認すべき点と、輸入車を保証に乗せるときにほかの4商品とどう違うかを整理します。中古車保証そのものの仕組みは中古車保証とはで説明しています。

EGS保証の公式サイトは2026年10月5日時点で閲覧できませんでした。以下の条件は2025年時点の公式情報であり、現在の内容と同じとは限りません。導入前に最新の条件を必ず確認してください。

EGS保証とは(販売店と共同運営する中古車保証)

EGS保証は、販売店とEGSが「修理保証サービス」を共同で運営する形の中古車保証です(2025年時点の公式情報)。販売店がお客様に保証を販売し、EGSは保証の設計についてのコンサルティング、コールセンターの運営、ロードサービス、加入の審査、修理の手配を受け持ちます。アーカイブに残る販売店向けページでは、導入実績を「全国3,000店舗以上」としていました。プランは保証する範囲(部位)に応じた3段階で、一定の基準を満たす販売店は自店のオリジナル保証として設計でき、すぐに始めたい店向けにはパッケージプランが用意されていました。現在のプレミアグループの公式サイトでは、保証の商品として自社の「プレミアの故障保証」、EGS保証、カーセンサーアフター保証、カープレミア故障保証の4つが並び、EGS保証は日本ワランティ協会の認定商品と書かれています。

役割受け持つ側(2025年時点の公式情報)
お客様への保証の販売と価格設定販売店が行い、有料プランの価格は自由に決められる
保証の設計とコンサルティングEGSが受け持つ
加入の審査EGSが行う
故障の受付(コールセンター)EGSのカスタマーセンターが受ける
修理工場の手配EGSが全国の提携工場を手配し、販売店の自社工場を案内することもある
ロードサービスEGSが全国で24時間365日対応する

EGS保証の運営会社とプレミアグループの関係

EGS保証の運営会社は、ここ数年で表記が変わっています。2024年12月のアーカイブでは、運営会社はプレミアワランティサービス株式会社でした。同社は2011年8月1日の設立で、資本金3,000万円、株主はプレミアグループと書かれていました。そのプレミアワランティサービスは、2026年にプレミア株式会社へ吸収合併され、事業はプレミア株式会社にまとめられています。プレミアグループの沿革には、2019年に「中古輸入車を主とする故障保証を提供する㈱ロペライオソリューションズ(現 EGS㈱)」を子会社化したという記載もあります。ところが現在のグループ会社一覧にはEGS株式会社の名前がなく、EGS保証の公式サイトも開けない状態です。商品の扱いはプレミアグループの公式ページで続いているため、導入を検討する販売店は、契約の相手方がどの会社になるのかを最初に確かめておくと、後で書類の名義に戸惑わずに済みます。

  • 2011年8月:プレミアワランティサービス株式会社が設立される(アーカイブの会社概要)。
  • 2019年:プレミアグループが株式会社ロペライオソリューションズ(現EGS株式会社)を子会社化する(グループ沿革)。
  • 2024年から2025年:EGS保証の公式サイトに運営会社としてプレミアワランティサービスが載っている(アーカイブ)。
  • 2026年:プレミア株式会社がプレミアワランティサービスなどを吸収合併する(グループ沿革)。
  • 2026年10月5日:EGS保証の公式サイトは表示できない。プレミアグループのサイトには商品として掲載が続いている。

旧プレミアワランティサービスが扱っていたもう1つの保証商品については、プレミアの故障保証(旧プレミアワランティサービス)を販売店が導入するにはで詳しく説明しています。

EGS保証の加入条件(輸入車は10年10万kmまで)

EGS保証は、輸入車を年式10年、走行10万kmまでカバーする中古車保証です(2025年時点の公式情報、一部例外あり)。国産車は15年15万kmまでとされていました。保証期間は条件を満たせば何回でも延長でき、延長したときの保証内容は当初の内容と異なると書かれています。加入後の走行距離に制限はありませんが、保証が有効になる走行距離には上限があります。修理の回数と金額は「無制限(加入プランにより異なる場合あり)」とされ、販売店向けのFAQでは上限金額は設計する保証によって違うと説明されていました。一部の車種は保証の設計上含めないとされているため、高額車や特殊な車を扱う店は事前の確認が要ります。お客様が加入できるのは、EGSと共同運営している販売店で車を購入したときだけです。保有中の車には付けられず、途中解約はできても返金はありません。

項目2025年時点の公式情報
加入できる年式と距離国産車は15年15万km、輸入車は10年10万kmまでをカバーする(一部例外あり)
保証期間条件を満たせば何回でも延長できる。延長時の保証内容は当初と異なる
加入後の走行距離制限はないが、保証が有効になる走行距離に上限がある
修理の回数と金額無制限とされるが、加入プランや設計する保証によって異なる場合がある
加入のタイミング共同運営する販売店で購入したときだけ。保有中の車は加入できない
解約途中解約はできるが、返金はない

お客様に説明するときは「有効距離の上限」を先に伝える

加入後の走行距離に制限がないと聞くと、お客様はどれだけ走っても保証が続くと受け取りがちです。実際には保証が有効になる距離の上限があるため、保証書に書かれた上限をお客様と一緒に確認しておくと、故障時のトラブルを避けられます。

輸入車に付けられる中古車保証の比較(5商品)

輸入車を扱う販売店にとって、中古車保証選びの最初の関門は「その車が加入できるか」です。公式情報で確認できた範囲では、5つの中古車保証のうち輸入車を主力にしているのはEGS保証だけで、ほかは対応の仕方がそれぞれ違います。買得典は新しいLPでハイブリッド車と輸入車に対応すると書いています。オークネット保証は国産車と輸入車の両方を対象にしていますが、輸入車保証には会員の条件があると書かれています。スーパーロング保証は国産車が基本で、輸入車には別商品の「インポート保証」があります。プレミアの故障保証は加入できない車に輸入車を挙げているため、同じプレミアグループの中では、輸入車はEGS保証が受け持つ形になっています。加入できる年式の上限は、EGS保証が輸入車10年10万km(2025年時点)、買得典が全体で15年15万km以内(一部プランは13年13万km)です。

商品輸入車の扱い確認できた加入条件
EGS保証輸入車が主力(2025年時点の公式情報)輸入車は10年10万kmまで、国産車は15年15万kmまで
買得典輸入車に対応する(新LPの記載)初度登録15年以内、15万km以内(レクサス、GT、VTは13年以内)
オークネット保証国産車と輸入車に対応する。輸入車保証には会員の条件がある公式サイトに年式の上限は載っていない
スーパーロング保証国産車が基本で、輸入車は別商品のインポート保証で扱う公式サイトに年式の上限は載っていない
プレミアの故障保証輸入車は加入できない国産車で15年経過未満、15万km以下

国産車と輸入車を両方扱う店では、1社にまとめるか、輸入車だけ別の保証を付けるかを決める必要があります。商品を分けると、営業担当の説明と故障時の連絡先が2系統になる点に注意してください。5社全体の比較は中古車保証会社の比較にまとめています。

故障したときの流れ(14日以内の連絡と提携工場)

EGS保証では、お客様が故障に気づいてから14日以内に、EGSのカスタマーセンターへ連絡することが求められていました(2025年時点の公式情報)。修理に取りかかる前の連絡が条件で、連絡なしに修理を始めると保証を受けられないおそれがあります。修理は全国のEGS提携(認定)工場で行い、部品は原則として中古品、再生品、リビルト部品を使います。販売店の自社工場を案内することもできると書かれていたため、整備工場を持つ販売店は、保証修理を自社で受ける形を相談できる余地があります。ロードサービスは全国24時間365日の対応で、レッカーや応急処置を受け付け、コールセンターは自社で運営していると説明されていました。販売店にとっては、故障の一次受付を保証会社に任せられるので、営業時間外の問い合わせに店が対応しなくて済みます。

  1. 1. 故障に気づいたら14日以内に連絡

    お客様がEGSのカスタマーセンターへ連絡します。販売店に連絡が来た場合も、カスタマーセンターへの連絡を案内します。

  2. 2. 着工前の確認

    修理に取りかかる前に連絡と確認を済ませます。先に修理すると保証を受けられないおそれがあります。

  3. 3. 提携工場の手配

    EGSが全国の提携(認定)工場を手配します。販売店の自社工場を案内する場合もあります。

  4. 4. 部品の選定と修理

    原則として中古品、再生品、リビルト部品を使って修理します。

  5. 5. 走行できないとき

    24時間365日のロードサービスでレッカーや応急処置を受けられます。

保証修理を受ける整備工場側の段取りは、整備工場が保証修理を受けるにはで扱っています。

EGS保証を販売店が導入する手順と月額事務費

EGS保証の導入は、申込から開始まで約2週間で進む流れでした(2025年時点の公式情報)。販売店向けページには、導入に特段の条件はなく、契約を守ることだけが求められると書かれています。流れは、申込、コンサルテーション、審査、資料の送付、契約、開始の順です。車の鑑定や認証工場での整備は要りませんが、12ヶ月点検に相当する点検記録簿が必要とされていました。お客様の加入手続きは、必要書類をFAXで送る方式です。費用面では、事務費として毎月5,000円(税別)がかかり、申込が1件もない月も発生します。保証料の原価は車種、排気量、走行距離、経過年数で変わり、公式サイトには載っていませんでした。有料プランの販売価格は販売店が自由に決められるため、原価と事務費を足した額を上回る価格を設定できるかが、導入して利益が出るかの分かれ目になります。

  1. 1. 申込

    販売店がEGSに導入を申し込みます。現在の申込窓口と手順は、導入前に確かめておきます。

  2. 2. コンサルテーション

    扱う車種や価格帯を伝え、パッケージプランにするか、自店のオリジナル保証を設計するかを決めます。

  3. 3. 審査

    EGSが販売店を審査します。

  4. 4. 資料の送付と契約

    保証書や申込書などの資料を受け取り、契約を結びます。契約の相手方の名義もここで確かめます。

  5. 5. 開始

    申込からここまで約2週間が目安とされていました。点検記録簿の作成とFAXでの加入手続きを店の流れに組み込みます。

月額事務費は、保証を売らない月にも発生する固定費です。月に何台へ保証を付けられそうかを見積もり、1台あたりの利益で事務費をまかなえるかを先に計算しておくと判断しやすくなります。保証を扱うことで店に残る利益の考え方は販売店が中古車保証を扱うメリット、一般的な導入の進め方は中古車保証の導入方法で説明しています。

EGS保証が向いている販売店と導入前の確認事項

EGS保証が合いやすいのは、中古の輸入車を継続して販売していて、国産車向けの保証では加入できない車が多い販売店です。輸入車を10年10万kmまでカバーし、保証の範囲に応じた3段階のプランと、店ごとのオリジナル保証を作れる仕組みがある点は、2025年時点の公式情報で確認できます。月額事務費5,000円(税別)は申込がない月にもかかるため、月に数台以上は保証を付けられる見込みがある店のほうが費用を回収しやすくなります。一方で、公式サイトが開けない現状では、2025年時点の条件がそのまま続いているかを外から確かめる方法がありません。導入を決める前に、運営会社の名義、プランの内容、事務費の額、加入できる年式と距離、提携工場の案内の仕方を、書面で受け取って確認してください。

確認する事項2025年時点の公式情報導入前に確かめたいこと
運営会社プレミアワランティサービス(2026年に合併済み)現在の契約の相手方と問い合わせ窓口
月額事務費毎月5,000円(税別)、申込がない月も発生する現在の金額と、発生する条件が変わっていないか
保証料の原価車種、排気量、走行距離、経過年数で異なり、公開されていない扱う主な車種での原価表
加入できる車輸入車10年10万km、国産車15年15万km(一部例外あり)保証の設計上含めない車種の一覧
修理工場全国の提携工場。販売店の自社工場の案内も可能とされていた自社工場で保証修理を受ける場合の条件

中古車保証の導入を、日本カーネットに無料で相談

輸入車に付けられる中古車保証を、EGS保証を含めてほかの商品と並べて整理します。公式サイトで確かめられない現在の条件の確認や、国産車と輸入車で保証を分けるかどうかの相談もお受けします。

保証の導入を無料で相談する電話 03-5256-7877

EGS保証に関するよくある質問

EGS保証の公式サイトが開けません。サービスは続いていますか?
2026年10月5日に確認したところ、EGS保証の公式サイトは表示できない状態でした。一方、プレミアグループの公式サイトは現在も保証の商品ラインナップにEGS保証を載せ、「中古輸入車の保証をはじめとする自動車の保証を提供」と説明しています。商品は続いていると読めますが、販売店向けの条件が2025年時点から変わっていないかは、導入前に必ず確認してください。
EGS保証はどの会社が運営していますか?
2024年から2025年のアーカイブでは、運営会社はプレミアワランティサービス株式会社でした。同社は2026年にプレミア株式会社へ吸収合併されています。プレミアグループの沿革には、2019年に中古輸入車を主とする故障保証の会社(株式会社ロペライオソリューションズ、現EGS株式会社)を子会社にしたとありますが、現在のグループ会社一覧にEGS株式会社は載っていません。契約の相手方の名義は、申込時の書面で確かめてください。
輸入車は何年落ちまでEGS保証に加入できますか?
2025年時点の公式情報では、国産車は15年15万km、輸入車は10年10万kmまでをカバーすると書かれていました(一部例外あり)。一部の車種は保証の設計上含めないとされているため、扱う車種が対象になるかは個別に確認が要ります。
EGS保証を導入すると、毎月どんな費用がかかりますか?
2025年時点の販売店向けページには、事務費として毎月5,000円(税別)がかかり、申込がない月も発生すると書かれていました。保証料の原価は車種、排気量、走行距離、経過年数で変わり、公式サイトには載っていません。お客様に販売する価格は販売店が自由に決められます。
お客様が保有している車に、後からEGS保証を付けられますか?
2025年時点の公式情報では、EGS保証に加入できるのは、EGSと共同運営している販売店で車を購入したときだけです。保有中の車は加入できないとされていました。途中で解約はできますが、返金はありません。
販売した車の保証や整備の記録は、販売・整備の管理とまとめて扱えますか?
保証の加入状況や修理の履歴を販売台帳と別に管理すると、問い合わせのたびに探す手間がかかります。車両販売システム(車販ソフト)や自動車整備システム(自動車整備ソフト)で顧客・車両ごとに記録しておくと、保証期間や修理歴をすぐ確認できます。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなしで始められるかも確かめてください。

参考にした一次情報

この記事は次の公式情報をもとに作成しています(2026年10月5日確認)。EGS保証の公式サイトは同日時点で閲覧できなかったため、商品の条件はインターネットアーカイブ(Wayback Machine)に残る2024年11月から2025年2月の公式ページによります。現在の条件と異なる可能性があります。

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